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2021/12/06更新

日吉まちログvol.20 | なにか始まる、なにか始める。住む人と地域がつながる街

今回の日吉まちログインタビューは、ACTO日吉のコアパートナーでもある「きちじつWONDER BASE(ワンダーベース)」の小山田 哉(おやまだ はじめ)さん。プラウドシティ日吉にあるグリーンショップとDIY工房の運営、植栽管理を行うクリエイティブグリーン事業、そしてイベントを通じて日吉・綱島エリアをはじめとする横浜市内を盛り上げていく活動についてお聞きしました。

クリエイティブグリーンの活動

小山田さんが所属するクリエイティブグリーンの主な事業活動は、マンションに住む人たちと地域住民をつなぐコミュニティ作りをサポートすること。そのひとつとして、大規模な分譲マンションや団地の植栽管理を行っているそうです。

「クリエイティブグリーンは、緑を大事にされている管理組合とのお付き合いから植栽や外構のリニューアル、共用部の整備など植物のメンテナンスサービスを行う事業です。そうした中で、私たちが初めてテナント運営として関わることになったのがACTO日吉。現在は、グリーンショップの運営を通じて、プラウドシティ日吉全体の植栽管理サービスや、地域同士をつなげるイベントの企画・運営に携わっています。」

住む人と地域をつなげる

実はプラウドシティ日吉が完成する前からご縁があったという小山田さん。プラウドシティ日吉の長期に渡る工事敷地の遊休部分を利用して「吉日楽校」という取り組みに参加されていたそうです。「なにか始まる、なにか始める」をコンセプトにした地域住民を巻き込んでいくプロジェクトに、どのような想いを持って参加されたのか教えていただきました。

「吉日楽校の目的は、昔から日吉の地に住んでいる方と新しくプラウドシティ日吉に住まわれる方に、緩やかなつながりを作ること。オンデザインパートナーズという設計事務所が運営されていたのですが、そこに私たちも加わる形で参加しました。木工作りを体験したり、フリーマーケットをしたり、マルシェが開催されたり。地域の方が主体的にイベントを企画することで賑わいを作ることができました。その時の活動の想いを引き継いでいきたいという気持ちも強いですね。」

誰もが楽しめることを発信したい

現在、ACTO日吉で運営されているグリーンショップとDIY工房のお店「きちじつWONDER BASE」では、おしゃれなグリーンの販売やワークショップの開催がメインですが、2021年11月頃からは、貸し工房サービスもスタートする予定だとか。材料を自分たちで調達すれば、1時間300円ほどで工房のスペースが利用できるそうです。

木工版3Dプリンターで設計した家具を切り出して椅子やテーブルを作る「木のプラモデル」など、子どもはもちろん、大人もしっかり楽しめるのが狙い。小山田さんも「1度きりのお付き合いにならないサービスを発信していきたい」と笑顔で語ってくれました。

小さな点が線となり、輪になっていく。そんな地域活動の輪を広げていく日吉エリア。人と地域がつながる楽しい街づくりが今後も盛り上がりそうです。

取材協力:きちじつWONDER BASE

取材:地域の広場アプリ ピアッザ