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2021/11/24更新

日吉まちログvol.18 | 若い人たちの力と発想で日吉の商店街がもっと元気に

時代の流れとともに、若い人たちの力や発想を取り入れ始めている日吉の街。昔からの日吉を知るたつ吉グループ代表取締役であり女将の島名貴子さんと専務取締役兼統括マネージャーの島名正人さんに、近年の商店街同士の繋がりや新しい取り組みについてうかがいました。

 

 

商店街の若い仲間たちと町興し

コロナ禍で大変な状況だからこそ、日吉の街で何かできないか?「遊膳たつ吉」「そば処たつ吉」「中国名菜 龍華」の女将として、日吉駅前普通部通り商店会会長として立ち上がった島名貴子さんが注目したのは、ここ数年で日吉の商店街にお店をオープンした若いオーナーたちのアイデアでした。

 

「コロナ禍で思うように動けない状況だった昨年、何か町興しのようなことができないかと若いオーナーさん達と一緒に開催したのが、日吉の街の良さを伝えるART CONTESTSでした。描いた絵をオンライン上で公開するという若い人たちの発想から募集を募ったところ、子どもから大人まで幅広い世代が参加し、200以上の作品が集まりとても好評だったんです。主催者側としてもやりがいがあって楽しいイベントだったので、今年も普通部通りが主催という形で開催しました。」

 

絵を描く人、写真を撮る人。中には地方からも応募があったそうで、昨年は全ての作品が公式サイトで公開。さらに一部のアートコンテスト作品は、お店の窓などに貼るなど、より身近な場所に紹介するなど、若い人たちの発想が盛り込まれたイベントになったと笑顔で語ってくれました。

 

 

お互い助け合う、その心が大切

日吉駅を中心に放射線状に広がる5つの通りが印象的な日吉の街ですが、少なからず以前は通り会同士の「距離感」があったそうです。それが大きく変わったきっかけが、昨年のコロナでした。

 

「以前は近隣の通りとコミュニケーションを取る機会が、あまり活発ではありませんでした。時代に合わせて少しずつ距離が縮まり始めたところでコロナになり、それがきっかけで商店街同士がお互い声を掛け合いながら協力しようという姿勢が強くなったと感じています。どこの通りに所属しているかは気にせず、日吉は日吉という若い方の感覚に共感しますし、これを機に日吉の商店街がひとつになれたらいいなと思います。」

 

コミュニティの在り方も変わりはじめ、最近では情報交換や助成金の申請方法など、お互い助け合いながら関わることも増えていると女将さん。若い人たちの発想やパワーを柔軟に取り込んで、これからの日吉を盛り上げてくれそうです。

 

 

 

取材協力:たつ吉グループ

取材:地域の広場アプリ ピアッザ